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第71回日本PTA全国研究大会広島大会 レポート②

投稿日:2023年9月1日 更新日:

2023/08/26 広島大会 全体会
横須賀市PTA協議会 会長 櫻井 聡

心のトリセツ
〜「逃げ癖」を「意欲」に変える脳科学〜

講師 黒川 伊保子

 例年にないほどの酷暑が続く中、さらに熱い熱気に包まれた第71回日本PTA全国研究大会もフィナーレとなる全体会となりました。
 全体会記念講演会の講師は「妻のトリセツ」「ことばのトリセツ」「家族のトリセツ」など、多数の人気著書を持つ、感性分析の第一人者で人工知能(AI)研究者として知られる黒川 伊保子先生。
今回の講演では、全国大会のテーマである「学びの変革」に脳科学の立場から迫ってくださいました。
 急激な変化が予想される今後の社会情勢を乗り切るには、保護者も子ども達も新たな学びが必要です。その学びを支える大きな柱は、時代の変化に対応し、困難であっても決して逃げずにあきらめず、自らを変えて行こうとする意欲だとおっしゃいます。この問題に対して脳科学の観点から解決のヒントをくださいました。
 お話を聞いて感じたことは、困難から逃げようとする「逃げ癖」。これを意欲に変えることは新時代に対応する子ども達にとって非常に大切な力であるということです。
それは二つの力であると思いました。
 一つは、困難な状況でも、自分にとって有意義な目標を見出す力。そうすることでそれを達成するために脳は目標達成のための意欲を生み出そうとします。その意欲が逃げ癖を打破してくれます。
 二つ目は、ポジティブな思考力です。困難を前にするとネガティブな考えや恐れに囚われます。それをポジティブな視点を持つことで、脳は自信を持ち、困難に立ち向かう姿勢を持とうとしてくれます。
 この二つの力を使い、小さな成功体験を持つことで、小さなステップから問題解決を積み重ねることで、「逃げ癖」を「意欲」に変えることができるのだと思いました。それは私たち大人にも、子どもにも変化の激しい新しい世界を生き抜く礎となっていくのです。

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