Q 書面総会で無回答や白票は同意とみなしてよいでしょうか?
A PTAの書面総会では円滑かつ速やかに議決されることが必要となりますので、無回答や白票を同意とみなさないと定足数を下回り議決が成立しない、過半数の賛成が得られない、と悩まれることも多いかと思います。
書面評決書に「賛成・反対いずれも〇がない場合は賛成とみなします。また、〇月〇日までに回答がない場合は、すべての議案に賛成とみなします」と記載して乗り切るPTAもあります。
しかし、規約で総会の定足数を「全員の1/〇」などと定めている以上、書面総会で未回答を定足数に含めるとなると規約で言う定足数の論理が破綻してしまいます。
例えば「全員の1/3」と定めた定足数に及ばないことが予想されるようであれば「全員の1/5」などに改正して対処するなどの方が良いと思います。
会社法ではありえない事ですが、PTAではある程度円滑かつ速やかに議決されるようにすることも大事です。
白票に関しては同意とみなすのではなく、そもそも過半数に及ばない議案であった事を受け止め、会員の総意にあった議案に練り直す方が良いと思います。