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(指針)「有志の会(おやじの会など)」「学校図書館ボランティア」「地域ボランティア」など、運営・委員会以外のボランティア活動の注意点

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※本資料は、随時更新していきます。(最終更新日:2024/9/10)

昨今、PTA役員のなり手不足や省力化、サポーター制の導入などにより、有志の会(おやじの会など)や学校図書館ボランティア、地域ボランティア(パトロール、清掃、校庭の花壇の手入れなど)など、委員会以外の活動も増加してきております。

活動上、どうしても起こってしまうのはケガや事故です。また、参加者同士や近隣とトラブルが発生して、その活動の責任の所在で揉めるケースもあります。

そこで重要となるのが、

■運営・委員会以外のボランティア活動の存在と、管理・責任の所在を明確にしておく。
→管理・責任は、学校なのかPTAなのか。

●学校の場合・・名簿の管理、活動内容の把握、何かあったときの責任者は校長になります。
●PTAの場合・・名簿の管理、活動内容の把握、何かあったときの責任者はPTA会長になります。

※責任者がはっきりすることで注意指導も可能となり、トラブルを未然に防ぐことができます。

1.まず、運営・委員会以外のボランティア活動の確認をしましょう。

(1)自校における、有志の会(おやじの会など)、学校図書館ボランティア、地域ボランティアなど、どのような活動が存在しているかを把握しましょう。

(2)それぞれの活動を、PTA活動とするかどうか判断しましょう。

 ※地域が自発的にパトロールをしている場合はPTA活動とは言えませんが、PTAが地域にパトロールを依頼すれば、それはPTA活動の範囲と言えます。

 ※学校図書館ボランティアの場合、学校が単独で依頼している場合は、活動されている方がPTA会員だとしてもPTA活動にはなりませんのでご注意ください。その方達の活動を保険で守るためには、PTA活動とする必要があります。

 ※花壇の手入れは、本来のPTA業務とは違いますので、地域ボランティアの中でも、「子どもの見守り」はPTA活動とするが、「花壇の手入れ」はPTA活動ではない、とすることも可能です。

 ※参考:花壇の手入れは「学校の施設の整備」で公費となります。

2.PTA活動と判断した場合

(1)PTA活動と判断した場合、PTA会長が責任者となります。

(2)事故やトラブルが起きないように管理・指導が必要になります。

(3)死亡事故などが起きた際に、PTA会長の責任になる場合がありますので慎重に判断してください。

(4)それぞれの活動の参加者名簿(現役、OB・OG、地域など)を作成してください。

※事故やトラブルが発生した時の保険の申請、トラブル仲裁や事実の検証などに重要になります。

※PTA活動と認められ、名簿を作成しておけば、現役だけでなく、OB・OGや地域の方も保険の対象になる可能性があります。

※中学校のPTA会員が、小学校のPTA活動であるボランティアで活動している場合は、小学校のPTAがすかサポ補償の対象にする必要があると考えます。

(5)事前にPTA会長が「だれが・いつ・どこで・どんな」活動をするのか把握して承認しておくようにしましょう。そのため各ボランティア団体から、年間活動表などを提出してもらうのが良いかと思います。

※PTAの保険「すかサポ補償」は、PTA活動であれば対象となる保険ですが、何でも安易にPTA活動とすると、重大な事故があった際にPTA会長に責任が問われることがありますので注意してください。

3.学校との連携

図書館ボランティアや地域ボランティアなど、学校が主導で動いていて、PTAは現状を把握していない場合が散見されます。例えば図書館ボランティアの場合、学校が単独で募集して活動してもらっている場合、保険はどうなっているのか学校に確認しましょう。

もし学校が保険をかけていないようであれば、校長ともこの資料の内容を共有し、校長と保険について相談することをお薦めします。

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