2023年10月6日(金)
会場には「大の本好き」が、それぞれのおすすめ本を持って横須賀三浦教育会館に集結。楽しいイベントになりました。
まず、朗読講座講師 坂下泉氏より、「大人も含め読書をしない人が多いが、情報化が進んだ現代こそ、読書の重要性は増している。この状況を打開するには、リアルに人間同士のコミュニケーションが楽しめるビブリオバトルが有効なのではないでしょうか?」という投げかけがあり、ビブリオバトルの魅力や効果についてのお話がありました。その後、実際に3名の方にバトラーとなっていただき、ステージ型ビブリオバトルが行われました。今回紹介された本は、『13歳からの地政学 カイゾクとの地球儀航海』田中孝幸、『円卓』西加奈子、『Go Foward! 櫻木学院高校ラグビー部の熱闘』花形みつるの3冊。お好きな本の魅力をたっぷり5分間で語っていただき、3分間のディスカッションタイムには会場の皆さんとの交流を楽しみました。投票の結果、今回チャンプ本に輝いたのは『13歳からの地政学』。ニュースの裏側がわかるこの本は、皆さんにとても魅力的だったようです。
後半は参加者全員が少人数グループでミニビブリオバトルを体験。初めは人前で話すことに抵抗感のあった方々も、実際に始めてみると、自分の好きな本を熱く語るのはとても楽しく、様々な興味深い本に出会うこともでき、終了時には皆さん「楽しかった。またやりたい」と目を輝かせていました。
今回の楽しい体験が、多くの学校やご家庭の間にビブリオバトルが広がるきっかけになるよう期待しています。ぜひあなたのご家庭でも!
<アンケートより>
・始まる前は緊張しましたが、話し出すととても楽しく、自分の好きな本を紹介する、そしてそれを真剣に聞いてもらえるって、とても楽しいことだと思いました。この文化が広がって欲しいなと思いました。
・手に取ったことのない本ばかりで、しかもどれも魅力的でした。想像の何倍も楽しかったです。
・正直、「バトル形式で勝敗をつけるって、どうなの?」と思いましたが、参加してみて、ゲームだから楽しいんだとわかりました。
・本を通じてコミュニケーションが取れて、一気に距離が縮まったと感じました。
・たくさん本がある中での本との出会いは本当に運命だと思います。グループごとにご紹介いただいた本を読んで、今後の人生の指針とさせて頂きたいです。
*写真をクリックすると拡大します。