2019年10月3日(木)
今回も、熱心なボランティアの皆様で会場はいっぱい!10分間のグループ交流の後、元小学校教師、現在は「子どもの本のみせ ナルニア国」のおはなし会担当スタッフである、国岡晶子氏に読み聞かせの魅力とやり方をたっぷり語って頂きました。
冒頭、今日から加えて欲しいタイプの読み聞かせとして、「子どもたちによい絵本や本を出会わせるための読み聞かせ」というお話がありました。読み聞かせをすると、子どもたちの心には「あの本を読んでもらったなぁ」という、「温かで確かな幸せな記憶」としていつまでも心に残るのだそうです。そしてそれは、子どもたちの「生きる力」を育てることにつながるのだそう。『たかが』読み聞かせ、『されど』それは、子どもたちの心に緑の種をまく行為。ボランティアさんの役割って大きいですね!
後半は、具体的にどんな本を選んだら良いのか、先生のおすすめの本をたくさん紹介して頂きました。「本物の本」、「ロングセラーの本」が持つ力など語って頂き、本選びのポイントを教えて頂きました。
あっという間の2時間で、皆さん、もっと聞きたかった...というところが本音かもしれませんね。先生のお話にも、頂いたたくさんの本のリストにも多くの収穫があった講座になりました。ぜひ、今後の読み聞かせ活動に活かしてくださいね!
参加、102名(学校司書含む)でした。
※国岡先生からの追加資料 ~寄せられた質問に答えて~ の②の中に記載されている、月刊誌「母の友」10月号とあるのは、9月号の誤りでした。先生よりお詫びと訂正がありましたので、こちらでお知らせします。
<アンケートから>
・「温かく幸せな絵本の記憶が子どもの生きる力に変わってゆく」この言葉が心に残りました。
・ボランティアをやっていて、今まで誰にも聞けなかったこと(本の選び方、読むときのポイントなど)をわかりやすく説明していただけたので、大変身になりました。
・何のために読み聞かせをするのか、その意味をよく考えて、今後の本選びをしていきたいと思います。自分がやってきて気付かなかったことなどを指摘していただき、直すべき点がよくわかりました。
・いつも本選びに悩みます。もっといろいろなことに目を向け、本を手に取って、豊かな心で子どもたちや絵本に向き合っていきたいと思いました。
・最新の人気の本に目が行きがちでしたが、ロングセラーの本、昔からある本の良さがよくわかりました。「読む」だけでなく、「絵を見せる」のも大事だということもとても勉強になりました。
・ネットなどの世界ばかりの子どもたちに、文章での想像力を広げていきたいと思います。
・心に緑の種をまきま~す!
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