2017年9月22日(金)
今年度のテーマは、「子どもが本を手にとってくれる 読み聞かせ パートⅡ」ということで、昨年度大好評だった三田律子先生に今年もお越しいただきました。
今年も手遊びからスタートし、和やかな雰囲気の中、読み聞かせの目的、選書、昔話について、読み方のちょっとしたコツなど盛りだくさんの内容に、参加者の皆さんは熱心にメモを取りながら聞きいっていました。
三田先生から「くまのコールテンくん」の絵本の読み聞かせ実演があり、その後の解説に皆さん納得の表情。そして「くまさんの本なら、ほかにも図書室にいっぱいあるよ。図書室の先生に聞いてみてね。」と、お話の余韻をこわさない程度に一言添えよう、それが子ども達の本の世界を広げることにつながるというお話。ちょっとしたところに、「子どもと本をつなぐ」方法があることに気付かされました。
いったん読んでもらったお話だと、子ども達が次にひとり読みをする際の負担は、ぐっと少なくなるのだそうです。読書が苦手なお子さんも、読み聞かせをすることによって、楽に本が読めるようになれば嬉しいですね!
今年度の講座は学校司書の方にもご案内させて頂き、自由参加の形でしたが、図書ボラの皆さんと一緒に学んで頂くことができました。
参加、95名(学校司書含む)でした。
<アンケートから>
・図書ボラも初めて、このような絵本に関わる講座に出たのも初めてだったのですが、 知らなかった、考えてもみなかった事ばかりで、とても楽しかったです。
・今回2回目の参加でしたが、前回と同じで、楽しくわかりやすい講座で、絵本の読み方のどうしたらいいんだろうと思うところも解決できる内容でした。まずは、図書館で分類ごとに何があるのか、楽しい本があるか探検してみたいと思います。
・子どもたちが、もっと本を読む、図書室、本に興味を持つようになってほしい、そのために今日のお話の内容を今後役立てられたらと思いました。目的が(授業前に)ゆったりとした時間を過ごすことであることも初めて知りました。
・方言の読み方、戦争よりは平和の本を、などとても参考になりました。先生の読み聞かせ実演も、気をつける部分などがわかり、練習していきたいと思いました。
・図書館に子どもの足を向かわせるちょっとした働きかけのお話、今後に活かしていきたいです。
・1年生の子どもが、どのようにしたら本に興味を持ってくれるのか、日々考えています。 実際どのように読んだらいいのかを詳しく教えて頂いたので、実際にやってみたいと思います。