こんなお悩みありませんか?
情報交換会やアンケートで多かったお悩みについて、情報交換会でのご意見を参考に、学校図書館ボランティア活性化委員会が作成しました。
Q ボランティアが集まりません。どうしたらいいでしょう?
A まず、募集案内を工夫してみましょう。活動時間を明確にしたり、活動時の写真を載せたり、イラストを入れたり、また、すでにいるメンバーの名前を載せたりすると自分だけに負担がくることがないという安心感につながります。
他にも、4月だけでなく、秋にも募集案内を配布したり、学校内にポスターを貼ったり、新1年生向けの学校説明会で配るという手もあります。新着本受け入れの時などまずは1日だけのボランティアを募ってみるのも良いでしょう。
読み聞かせでは、まず本を持つ係をやってもらい、楽しさを味わってもらうのも1つの方法です。とりあえず、自分のお子さんのクラスで1回読んでみてもらうと、それを喜んだお子さんから「またやって~!」とのリクエストが入ることが多いです。もし本選びが難しくてためらう方がいらっしゃれば、わかる方が何冊か選んであげて、その中から読み手が気に入ったものを読んでもらうという方法も良いと思います。
Q 学校とのコミュニケーションがなかなか取れません。
A 先生方は常にお忙しいので、なかなかお話する時間を取って頂くのも難しいですよね。ですが、学校と連絡を取りながら、先生の意向をふまえて活動していくことが、とても大切です。お話する時間が取れない場合は、連絡ノートを作ってお互いに書いて連絡を取り合ったり、職員室の中にボランティア宛のものを入れて頂く場所を作ってもらったりして工夫してみましょう。夏休みは先生方も時間を取って頂ける場合がありますので、図書室レイアウトの変更や勝手にはできない図書の廃棄などは、そんな時に一緒に作業をしてもらえるよう、頼んでみてはいかがでしょうか?
Q 図書室をステキに飾るにはどうしたらいいでしょう?
A 殺風景で暗い図書室ではやはり子どもたちに来てもらえませんが、季節ごとにキレイに飾られた明るい図書室にはどんどん子どもたちが集まってくるものです。手間はかかりますが、出来る範囲で飾りつけしてみましょう。一度作ってパウチしてしまえば、毎年使えます。メンディングテープを輪にして貼り付ければ、窓にテープのあとが残ったりしません。こちらの「ワクワクさせる学校図書館掲示物」では、飾りつけのヒントがいっぱいです。お話の絵や季節飾りの型紙をダウンロードすることもできます。ぜひ活用してみてください。図書室の入り口は特にステキにするといいですよ。また、ぬいぐるみを置くだけでも子どもたちの心を癒してくれる効果があるそうです。
Q 図書館ボランティアを立ち上げたいのですが、どうしたらいいかわかりません。
A 学校図書館ボランティア活性化委員にご相談ください。 できることから少しずつ..が基本です。
Q 読み聞かせの際の本選びが難しくて困っています。
A まずは読み聞かせ経験が豊富な方にたずねてみましょう。特に高学年への本選びが難しいという話をよく聞きます。昔話、わらい話、こわい話、落語などは高学年でも大好きです。また、図書室にある本なら、長い話の一部だけを読んで、「続きは図書室で借りてよんでね。」というのもよいでしょう。学年や季節に応じて、また、絵の見やすさなども考慮して選んでみてください。本選びが成功すれば、その読み聞かせの7~8割は成功だと言われています。また、読む本は、事前によく下読みし、時間を計っておきましょう。決められた時間内に読み終わり、授業を妨げることのないよう、配慮することもお忘れなく。ぜひ「読み聞かせにお勧めの本」も参考にしてください。
学校図書館ボランティアは、「学校のお手伝い」をする集まりです。なかなか活動が進まないからといって焦らず、学校とコミュニケーションをとりながら、すこしずつクリアしていきましょう。
みなさんの「子どもたちのために何かしたい!!」という熱い気持ちは必ず伝わります。