会長挨拶

令和元年度 横須賀市PTA協議会
         会長 櫻井 聡 (荻野小学校PTA)

PTAは有料会員サービスではありません。
全ての子どもは平等に。

~任意加入時代のPTAは、ぜひ入会したいと思ってもらえるような活動を~

 

 PTAは今、大きな転換期を迎えています。GHQが持ち込んで来たPTAの70年もの歴史の中でも、おそらく最も大きな節目と言って良いでしょう。

 事の発端は一昨年の個人情報保護法改正の完全施行により、今まで蚊帳の外だったPTAも個人情報利用の許諾を全会員から法律上頂かなくてはならなくなった、という事から全国のPTAで混乱が起き始めました。
 なぜなら今までPTAのほとんどは、加入届けなどは取らずに会費を頂いていたため、任意加入団体というよりは強制加入団体の雰囲気で、むしろ任意加入問題を取り上げるのはタブー視されていました。そこに来ていきなりの全会員に「PTA活動における個人情報利用の許諾書」です。当然「いや、そもそもPTAに加入した覚えはありませんが」というリアクションも想定され、全国のPTAでは個人情報利用の許諾書とPTA加入届けをとる、とらない問題から、非加入と加入の差についての議論で大混乱、まさにパンドラの箱を開けてしまったかのようです。

 そんな中でも一番問題なのは加入、非加入で同じ対応をするのは不公平ではないか、という議論です。会費を払っている会員からは会費を払っていない人との差がないと不公平、当然思うところだとは思います。
 しかし、そこで子どもへの対応に差を作ることは間違いなのです。「全ての子どもは平等でなくてはならない」からです。例えば、この子どもの親は非加入だから見守りはしない、というわけには当然ならないわけですし、教育活動以外で教室を利用して活動ができる団体はPTAだけです。それが指し示す通り、PTAの活動は公共の活動と言っていいと思います。つまりPTAは有料会員サービスではないのです。
 では卒業記念品やPTAイベントで配る飲み物やお菓子は?払っていないのに渡すのは不公平では?と、そんな議論になるのであれば、記念品や提供物はやめてしまうことも考えるべきです。PTAは全ての子どもに平等な活動をしなくてはいけません。
 そんな議論をするよりも、任意加入時代のPTAは、ぜひ入会したいと思ってもらえるような活動をすることを第一に努力していく事が、この問題の解決に一番確実に結びつくのだと思います。

 横須賀市PTA協議会では、各種研修会、講演活動、情報交換会、学校図書館ボランティア、こども110番の家プレートの作成、ケータイ・スマホ安全教室の開催などの従来の活動に加え、この任意加入問題についての取り組み、そして今までの県安全互助会と同じ補償内容でありながら1世帯100円→85円となる、よこすかPTAサポート「PTA活動補償制度」、略して”すかサポ補償”も運営開始いたしました。
 今年度もPTA活動をする皆さんの負担を減らせるように、少人数でもできるスマートで楽しいPTA、”スマ楽PTAを推奨”し、サポートしていきたいと思います。

 

投稿日:2017年3月16日 更新日:

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