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令和2年度 市P協会長挨拶

投稿日:2020年4月30日 更新日:

令和2年度 横須賀市PTA協議会
         会長 櫻井 聡 (荻野小学校PTA)

学校に子ども達の笑顔を取り戻すために
〜今できること、使えるツールを最大限に使ってアイデアを出し合い力を合わせて〜

 

 

横須賀市PTA協議会の会長も3年目になりました、荻野小学校PTA会長の櫻井です。

 さて、この文章を書いている2020年5月1日現在、新型コロナウィルス感染拡大の影響で全世界が未曾有の状況に陥っており、経済はもちろん、生活、教育まで幅広く大きな影響を受けています。
 こんな状況の時に一番悲しい思いをするのはいつも子ども達です。学力の低下や健康面、精神面でも大きな影響を受けているものと思います。また、大きな大会の中止が相次ぎ、その日のために何年も練習を積み重ねてきた子ども達の悲しみはいうまでもなく、さらに勉強の機会が減ってしまったことによる受験への不安や部活動での活躍の場の消失など、声にならない悲しみと辛さを抱えていることでしょう。

 こんな時にこそ力を発揮できるのがPTAです。学校、地域、保護者をつなぎ合わせるのはPTAしかありません。今できること、今使えるツールを最大限に使ってアイデアを出し合えばきっとこの戦後最大ともいえる困難を脱することができるはずです。そして子ども達の笑顔を取り戻しましょう。

 困難を前にしていつも僕が思い出す光景があります。それは平成30年西日本豪雨の時の朝のニュースの生中継の映像です。上空のヘリコプターから映し出された映像は小学校を中心に、町全体が激しく浸水している町の姿でした。しかし、ズームしてみると、小学校の校庭や校舎で大勢の大人達が泥まみれになって泥の掻き出しをしているのです。町全体が浸水しているので、この作業をしている方も間違いなくご自宅は浸水している状況なはずなのに、です。よく見るとご夫婦の方も多く、一目で分かりました、中心にいたのはPTAの方々なのです。ご自宅の掻き出しより先に小学校の掻き出しをしている姿に、僕は胸が熱くなる思いでした。その姿は強いメッセージを伝えていました。学校は町の中心であり、子ども達の未来を育む要なのです。
 この横須賀のPTAも、あの泥まみれになって困難に立ち向かったPTAと同じ気持ちで、力を合わせて乗り切りましょう。明るい子ども達の笑顔のために。

 

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